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ツール導入ではなく「仕組みの資産化」を目指す、システム導入を

最近、CMやネット広告で目にすることが多くなったサブスクリプション型の業務システム。確かに、初期コストを抑え、すぐに使い始められるという大きなメリットがあります。

ですが、その便利さの裏に、見落とされがちなリスクが隠れていることをご存知でしょうか。
それは、サービスを使う限り、毎月の支払いが続くこと。
そして、支払いをやめた途端、それまで築いてきた「仕組み」や「ノウハウ」が手元に残らないリスクです。

株式会社データファームが目指すのは、サブスクを否定するのではなく、必要に応じて活用しつつも、自社に残る仕組み資産を築き、現場や会社の成長を支えることです。
この文章では、その方法や考え方をお伝えしていきます。

はじめに:ツールではなく、「仕組みの資産化」を目指す時代へ

ツール導入=DXではない

「DX」「業務効率化」「クラウド化」などの言葉が飛び交う今、多くの企業が「便利そうなツール」を導入することでデジタル化に取り組んでいます。 しかし、本質的な目的は単なるツールの導入ではなく、事業にとって価値ある「仕組み」をつくることにあります。

残したかったのは「ソフト」ではなく「仕組み」だった

もし、導入していたツールやサブスクリプションサービスが突然使えなくなったらどうなるでしょうか。 データはエクスポートできたとしても、操作画面や判断フロー、運用ノウハウなど、日々の業務で実際に使っていた「仕組み」そのものが消えてしまいます。 そのとき残るのは、エクセルの表のような断片的な情報だけです。

本当に積み上げたいのは、「会社の中に残る仕組み」

会社の知見や判断力は、ただのデータではありません。それは業務の流れや使い方が詰まった仕組みとして社内に定着して、初めて「資産」となります。

目先の利便性だけで選ぶのではなく、5年後・10年後に何が残っているかという視点で仕組みを選ぶことが、経営においてますます重要になってきています。

会社に資産は残らない

「使わなくなったら消える仕組み」と、どう付き合うか

多くのSaaSやクラウドサービスは便利ですが、それらは支払いを止めた瞬間に使えなくなる「借り物の仕組み」です。 業務の多くがこうした外部のサービスに依存している場合、将来的に価格改定や機能停止が起きた際、大きな影響を受けることも珍しくありません。

データがあっても「文脈」が失われる

仮にデータだけエクスポートできたとしても、それを読み解く画面や判断ルール、操作の流れが失われていれば、使える情報としての価値は激減します。 つまり、業務の全体像ごと消えてしまうのが、サブスクリプション依存のリスクです。

Claris FileMakerによる「仕組み資産」の構築とは

インターフェースも、ロジックも、手元に残せる

Claris FileMakerは、単なる業務アプリ開発ツールではありません。 業務で実際に使うインターフェース、処理の流れ、判断ロジックまで含めて、「まるごと社内に残せる仕組み」を構築できます。

小さく始めて、大きく育てるアーキテクチャ

「最初は見積書の作成だけ」「在庫管理だけ」というように、必要な業務から小さく始めて、将来的に顧客管理や売上分析、社内ポータルへと拡張することも可能です。

この柔軟性が、変化に強い「資産化しやすい仕組み」として、多くの企業で選ばれています。

成長する組織の共通点:「学び」を継承する仕組み

担当者が変わっても、仕組みは育ち続ける

人の入れ替わりがあるのは、どの組織でも避けられないことです。 重要なのは、人が変わっても知識や情報が蓄積され、運用の質が落ちないこと

データファームの設計思想は、「教育資産として仕組みを残す」という考え方が基盤にあり、それに適しているのがClaris FileMakerなのです。

属人化を防ぎ、組織の成長を支える

業務の背景や判断基準を仕組みの中に組み込むことで、教育のスピードが上がり、組織としての成長速度も高まります。

自社で改善・変化に対応できる「内製力」の育て方

「これ、どうにかしたい」にすぐ対応できる力

従来の仕組みでは、「改善したい」「変えたい」と思っても、外注先に依頼し、見積もりを取り、時間をかけて実装するという流れが必要でした。 Claris FileMakerなら、ちょっとした修正や改善を自分たちで手を入れられる範囲が広く、日々の業務改善がスムーズに行えます。

外注依存から、社内で育つ文化へ

もちろん、最初からすべて内製化する必要はありません。 データファームでは、「一緒に作りながら、少しずつ社内で触れる範囲を増やしていく」ような設計も可能です。 外注頼みから脱却し、改善サイクルが社内で自然にまわる状態も実現可能です。

データファームが提供するのは「仕組みを育てる土壌」

一緒に考え、一緒に育てる「伴走型」支援

私たちは、「お客様の要件を聞いて作るだけ」の立場ではありません。 業務の背景、現場の課題、お客様のもつ業務への理想像までを共有しながら、一緒に考えて、一緒に育てるスタイルで開発・改善を支援しています。

技術よりも「お客様自身の視点」が育つことが価値

完成したシステムよりも、「その仕組みをお客様自身がどう活かせるか」が、私たちが一番大切にしている部分です。 導入後、「自分たちで次の改善を考えられるようになった」と言っていただけることが、私たちの成果です。

数年後に残るものは、ライセンスではなく「思想」と「仕組み」

短期の効率ではなく、長期の蓄積に目を向ける

目の前の費用対効果や導入スピードももちろん大事です。 ですが、数年後を見据えたときに残っているのは、「どれだけ効率化できたか」ではなく「どんな仕組みが根付いたか」です。

「仕組みを通じて成長する会社」へ

仕組みが人を育て、人が仕組みを育てる──そんな循環がある組織は、変化に強く、持続可能な企業成長につながります。 今選ぶべきは、「残る仕組み」をつくるという選択肢ではないでしょうか。

おわりに:データファームとともに歩むことで実現する「理想の未来像」

「任せられる」「動ける」会社へ

導入した仕組みが、ただ業務をこなすだけでなく、「次の改善」へ進むための土台となっていく。 担当者が変わっても「安心して任せられる」体制がある。そんな状態を、私たちは一緒につくります。

改善が「待たなくていい」日常に

「あれを変えたい」「ここをもっと良くしたい」という声が、「今すぐ動ける」現実的な選択肢になる。 そのスピードが、結果的に事業の柔軟性や競争力につながっていきます。

「導入して終わり」ではなく、「使うほど育っていく」

最初は部分的な業務改善でも、やがて全社的な仕組みに育ち、文化になっていく。 そして数年後、「あのときデータファームと出会ってよかった」と言っていただける未来を一緒に目指します。

株式会社データファームでできること

Claris FileMaker 業務アプリの開発

見積・請求・在庫・顧客管理などの現場に根ざした業務アプリの開発を行います。 業務ヒアリングからプロトタイプ開発、運用後の改善までを伴走型で支援します。

Claris FileMaker 社内展開・内製化の支援

導入後の定着・社内展開を見据え、使い続けられる運用ルールや教育体制の設計も可能です。 内製可能な範囲の明確化や、社内担当者向けの支援も行います。

Claris FileMaker 他システムとの連携支援

他クラウドサービスやデータベースとの連携(API/CSV等)を通じて、業務全体を最適化するFileMaker活用をサポートします。

Claris FileMaker 正規リセラーとしての導入・ライセンス販売

お客様の組織規模や活用計画に合わせて、最適なClaris FileMakerのライセンス導入をご提案・販売します。 公式リセラーとして、ライセンス管理や更新対応も含めた継続的なサポートを提供します。

ご相談・お問い合わせについて

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