FileMaker単語のでスペース区切りによる「or検索」実現をする
まずは動画をご覧ください。
今回は例として「さくら ガント」という単語を使った
- 通常検索
- 今回独自に実装したor検索
の結果の違いをご覧いただけます。
スペース区切りの単語でOR検索を実現する
以下のテクニックを複合して、or検索を実現しています。
スペースを改行に変換後、GetValue関数で検索語を取得
スペースのままでは検索語を一つ一つ取得することができません。
ここでは
- スペースを改行区切りにし
- GetValue関数で検索語を取り出し
することで、or検索の準備をしています。
検索条件をloopで処理
or検索をする場合、FileMakerで必要なことは
- 新規検索条件を作成
- 検索したいフィールドに検索条件を設定
となります。
例えば、キーワードで検索させたい、フィールドが3つ、検索語が2つの場合。
- 3(フィールド)×2(キーワード)=6
の検索条件を作成する必要があります。
これらを条件に応じて自動的に作成できるよう、スクリプトを作成する必要があります。
クイック検索ではできない柔軟性
最終的なインターフェイスが「クイック検索」に似ていますね。
- 同じようなことがクイック検索でもできるのではないか?
と私最初も考えました。ですが、スペースでキーワードを繋げた場合
- スペースも含めてキーワード1つ
と扱われるため、or検索はできませんでした。
作るのはちょっと大変だけど、あると便利。
or検索ができることで思いついたキーワードを気軽にスペース区切りで並べて、簡単に検索することができます。
設計と実装に手間がかかる部分もありますが、一度作っておけば割と使い回しができますし。
なにより便利になることで、システムを使うこと自体が楽しくなるので、検索に手間をかけてあげることはおすすめです。
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