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Clarisカンファレンス2025参加レポート


FileMakerの“次の一歩”を感じた3日間

Claris カンファレンス 2025 が無事に終了しました。私は 3 日間すべて参加し、製品の進化と実践的な事例から多くの刺激を受けました。 

入場は紙チケットを印刷して持参する方式でしたが、これが意外にも非常にスムーズ。QR チェックも素早く、デジタル一辺倒よりも現場では効率的だったことに驚きました。

運営の現場感覚が反映された仕組みで、とても参考になりました。

Claris 製品群の広がりと今後の方向性

オープニングキーノートでは、FileMaker を中心に Claris Connect や Claris Studio を組み合わせ、より柔軟で連携性の高いプラットフォームを目指す方向性 が示されました。

FileMaker の強みを活かしながら、他のサービスと自然に連携できる構想が印象的でした。 

また、Vonage を活用したコールセンター構築のセッション では、通話録音や文字起こしを FileMaker と連携させる実例が紹介されました。

応対履歴をデータとして蓄積・活用できる点は非常に実用的で、現場業務の効率化に直結する内容でした。

AIとFileMakerの融合が生む新たな価値

AI 関連の発表では、ChatGPT などのインターフェイスと FileMaker を組み合わせ、自然言語でデータ操作を行うデモが紹介されました。

音声指示でレコードを追加する試みもあり、操作そのものの概念が変わりつつある ことを実感しました。 

一方で、曖昧な指示や安全性の確保といった課題も取り上げられており、「便利さと制御のバランス」がこれからの重要テーマになると感じました。 

また、私自身の会社でも FileMaker 内にチャット機能を持たせて AI と連携させる取り組み を進めており、今回の内容は非常に参考になりました。

Connect・Studio・APIの連携が生む広がり

Claris Studio と Claris Connect、Gmail API や WordPress との連携による自動化の事例などが紹介されていました。

どれも「無理をせず、できることを上手に組み合わせる」という姿勢が印象的で、FileMaker の柔軟さを改めて感じました。 

Web の力を取り込みながらも、FileMaker の使いやすさや一貫性を保つ構成は、今後の開発に活かせるヒントになると思います。

“FileMakerだからこそ”を再確認した時間

全体を通して感じたのは、「他のツールでもできることを FileMaker で」ではなく、「FileMaker だからこそできる強みをどう活かすか」 という視点の大切さです。 

AI や API との連携が進むなかで、開発者がどれだけ柔軟な発想を持てるかが今後の鍵になると実感しました。 

3日間を通して、自分の開発スタイルを見直す良い機会にもなりましたし、次のカンファレンスでは発表やワークショップにも挑戦してみたい と思いました。

動画による紹介



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